田舎の大きな古い家で賢く暮らす

田舎の大きな古い家に暮らしながら、ミニマルで節約した生活を目指します

世にも恐ろしいお金の話

数年前、夫の親戚から借金を申し込まれました。

その内容が
「お金を夫名義で借りてほしい。
毎月返済の口座に必ず返済金を入金をするので。」
との内容でした。

その夫名義の借金の申し出がくせもので
夫に貯金がないのを知っておきながらなのです。

実は結婚した当初、夫にはまったく貯金がなく、
結婚生活のスタートは毎月の給料と私の貯金でまかないました。

きっと、独身時代の貯金がなかったことも知っているはずです。

さらに、うちの淋しい懐具合を知っているはずなのに、それでも致し方なかった借金の申し出なのか、それはお構いなしで借りやすそうだからの借金の申し出なのかどちらかはわかりませんが、夫名義で借金をしてほしいとは驚きました。

3番目の子供が生まれ、そろそろ家を考え始めた矢先のことでした。


夫は呑気なのか世間を知らないのかわかりませんが、その「返済の口座に必ず入金をする」ということを疑わず、すぐお金は返してもらえるからと私を説得したのです。

しかもなぜ借金をするのか理由すら相手に聞きません。


これはだめだと思いましたが、見捨てるわけにもいかず、悩んだあげく貯金を貸すことにしたのです。
うちの給料の3ヶ月分近くです。

それから数年、予想通り本人からはびた一文返済はありません。
(途中で家を購入するにあたり金持ちの別の親戚に事情を話し半分と少しは返してもらいました。その親戚にもその人は数百万の借金があるとのとです。)

そもそも、毎月、こつこつと返済できる人は借金はしないような気がします。

しかも、親から引き継いだ家業を自分の怠慢でうまくいかないからと自分の代で廃業したいらしい。
また、子供たちもほぼ成人しているのですが、子供には投資ができるようで、大学に行ったり専門学校に行かせたりしているようです。
おそらく奨学金などでだとは思いますが、そこは家族の連帯責任として協力してどうにかすべきでないのかと思います。

ご先祖様もよくは思わないし、いろいろなことも含め、そこの家がこの先もうまくいくとは思いません。

お金は本当に怖いです。


これを教訓にお金はどんなに身近な人でも貸さない。 貸すときはあげたつもりで後悔しないようにするつもりです。